ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第16番

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第1楽章

第1楽章は、元気に溢れる楽章。最初はリズミカルな主題と和音の連打で始まる。

そしてアルペジオの繰り返し。

元気いっぱいのテーマ。

このテーマも短調になるがエネルギーに溢れている。

ここで一区切り。

この楽章はソナタ形式だが、主題の展開には乏しく新しく幻想的なテーマが現れる。

再現部の後、終わりを告げるテーマが現れて終わる。

第2楽章

第2楽章は、トリルと速いパッセージが特徴的な楽章。

曲はロンド・ソナタ形式。2つ目に現れるテーマは最初のテーマと対照的に不安を感じさせるもの。

最初のテーマに戻る。

次のテーマは短調で始まるものの、すぐに長調に戻る。

元気いっぱいのテーマが展開される。

最初のテーマに戻る。左手が和音となる変化が加えられている。

ここで再度2番目のテーマが変化を伴って現れる。

再度最初のテーマ。

最後に最初のテーマが展開され、終わりを告げる。

第3楽章

第3楽章はロンドと記載されているが、かなり自由な構成になっている。テーマは民謡風な素朴なもの。

2つ目のテーマも素朴で、ダンスを踊っているかのようだ。

テーマの提示が終わった後は、経過句のような音型が現れるが、ここもノリノリだ。

再度、最初のテーマ。

ここは短調に転じる。

再度最初のテーマが現れるが、アダージョとなる。

これでもかと、最初のテーマが使われる。

最後はリズミカルな和音の連打で終わる。

楽譜引用はヘンレ版から。