ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第20番

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第1楽章

第20番も、小さなソナタ。最初のテーマはアルペジオ主体な簡素なもの。

最初のテーマの変化型か。

2つ目のテーマはアルペジオとは対照的で、ニ長調に転じる。

展開部は最初のテーマが短調で奏される。

しかしテーマの展開は無く、全く新しいテーマが現れる。

すぐに再現部が現れて終わる。

第2楽章

第2楽章はロンド形式のメヌエット。曲全体を通じて長調で構成されており、符点を主体とした暖かなテーマが用いられている。

最初のテーマの変形。

スケール主体の推移部が続く。

2つ目のテーマは、元気いっぱい。

付点を引き連れて最初のテーマが戻ってくる。

全く新しいテーマが現れる。ここも元気いっぱいだ。

再度最初のテーマが繰り返される。

最後の変形が曲の終わりを告げる。

楽譜引用はヘンレ版。