ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第22番

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第1楽章

大作21番と23番の間にはさまれたこの曲は2楽章構成の短かなもの。第1楽章はロンド形式を基本にしている。ゆっくり歩くかのような最初のテーマ。

次のテーマは、オクターブを基本としたもので明確なメロディーらしきものが無く、リズムを主体としてる。

最初のテーマ。

2番目のテーマが繰り返されるが、最初よりも長さは短い。

再び最初のテーマに戻る。

最後に幻想的な新しいテーマが出てきて、ロンドらしくなってきたかと思うと、ここで静かに終わる。

第2楽章

第2楽章は、モコモコとした速い音型で構成され、メロディーらしきものが無い。

最初のリピートが終わると、調が変わって最初の音型が現れる。

この右手に現れるリズムが、この後、曲全体で重要な役割を果たす。

最後にPiu Allegroとなって最初の音型が現れて、曲の終わりを告げる。

最後は例のリズムが左手で繰り返されて終わる。

楽譜引用はヘンレ版。