ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第24番

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第1楽章

24番は一転して小規模となり2楽章しかない。ここから27番あたりまでは、あまり規模の大きなものは書かれておらず、小規模指向になっている。

最初に夢見るような序奏が置かれている。

最初の符点が曲全体で繰り返し使われる。

この音型も曲全体で使われる。

この曲では、初期の頃と同じように色々なテーマが出てくる。

ここの右手は音型は伴奏のようだが、展開部で使われる。

展開部は短調で始まる。展開部は非常に短かい。

呈示部の2つの音型が組み合わされる。

再現部。この曲は最後まで達した後、展開部から繰り返しが行われるという珍しい構成がとられている。

第2楽章

第12番の終楽章、第22番の終楽章と、このような調性の薄い高速な楽章がたまに現れる。 1つ目のテーマは、符点を主体としたもの。

もう1つは、16分音符2つがスラーでつながった音型。この2つが自由に展開される。

この音型が曲全体で繰り返し使用される。

曲は自由な構成だが、この音型が何度も使用されるため、不思議なまとまりを感じさせる。

楽譜引用はヘンレ版から。