ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第28番

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第1楽章

第28番は落ち着いたテーマで構成される小さなソナタ。

この曲では、特徴的なスラーのかかった音型が登場する。

展開部は小規模で、再現部も分かりにくく、幻想的な雰囲気に包まれる。

第2楽章

後期ソナタの特徴の1つが第2楽章だ。緩徐楽章は姿を消し、力強い楽章が配置されている。

符点のリズムが特徴的。

印象的なカノンが配置されている。

推移部を伴って最初に戻る。

第3楽章

第3楽章は序奏の後に第一楽章のテーマが再度奏された後に多声が多用される充実のソナタが続く。

序奏は夕暮れを思わせるかのようなおだやかなテーマで始まる。

最初のテーマに変化が与えられる。

第一楽章のテーマが再度奏される。

トリルをはさんで、1つ目のテーマ。

もう1つのテーマ。

1つ目のテーマの変形。

2つ目のテーマの変形。

2つ目のテーマの変形。

ここで一息。

展開部に入るまでにも既にテーマが様々に展開されてきているが、展開部に入ってからは更に多声を駆使した充実ぶり。

最初のテーマがカノン風に展開される。

再現部。

最後はトリルの上に2つ目のテーマが静かに奏される。

最後はなかば唐突な和音がffで奏されて終わる。

楽譜に引用はヘンレ版から。